「 セシリア 」 の情報 

セシリアの炎が夜の闇を消して、眩しい程に空と大地を照らしていたが、今は月明りだけが樹々の葉を抜けて僅かに差し込むだけである。

赤く染まった身体、血を呑み込み赤をより赤く染めた刀身・・・セシリアの体から発せられる気は弥生を上回っていた。 「ぐうぅっ！」 セシリアの

うふふふふ、本当に妹想いね？いいわ、あなたの気持ちに免じて、あなたから先に燃やしてあげる！」 セシリアの片手剣 血狂刃が、地上のテレンスに

どういうつもりって、何言ってるの？テレンス、それはこっちのセリフよ」. セシリアはまるで階段でも降りるかのような気安さで崖の上から

ほぅ、竜氷縛か。セシリアを封じる程の威力とは本当に大したものだな」. 戦いを見ていた皇帝の目に映ったのは、10メートル以上はあろう氷の竜が、